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甲状腺疾患

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  • もしかして…甲状腺の病気かもしれません

    甲状腺は、首の前側にある平均5cm程度の小さな臓器です。身体にとって重要な甲状腺ホルモンを分泌する役割があります。これらのホルモンは、基礎代謝の調整を行ったり、心臓や消化器のはたらきと密接に関わっています。この甲状腺ホルモンが何らかの理由で過剰になってしまったり、あるいは不足してしまうと、様々な症状を引き起こします。
    • 「なんとなく疲れがとれない」
    • 「気分が落ち込みやすい」
    • 「思い当たることがないのに体重が増える(あるいは減る)」
    • 「汗をかきやすい」
    • 「動悸がする」
    • 「月経不順」
    • など身体の不調を感じている方

    もしかしたら甲状腺の病気かもしれません。これらの症状は加齢やストレスのせいと考えがちですが、
    一度 採血で甲状腺ホルモンを測定することをお勧めします。
    というのも、実は甲状腺の病気はなかなか発見されにくい、という特徴があります。理由として、甲状腺疾患で起きる上記のような症状はいずれも他の疾患でもありがちなため判別がしづらく、また一般的な健康診断や人間ドックの採血で甲状腺ホルモンを測定することはあまり無いため、医療機関へ受診して、診察した医師が甲状腺疾患を積極的に疑って採血をしなければ、まず見つからないのです。 当院では、甲状腺疾患の早期発見・早期対応を重視しており、甲状腺ホルモン(TSH・FT4・FT3)の血液検査を検査当日中に結果説明する体制を整えています。「検査をしたけれども、結果を聞くのは数日後…」といった不安を抱えることなく、その日のうちに結果を確認し、必要に応じて治療や追加検査をご提案することが可能です。「ちょっと気になるな」と思ったら、お気軽にご相談ください。

  • 甲状腺機能低下症(特に橋本病)

    甲状腺ホルモンの作用が何らかの理由で不足してしまう病気が、甲状腺機能低下症です。全身の代謝が低下することで様々な症状を引き起こします。 具体的には、つかれやすい、体重増加、身体のむくみ、うつ傾向、集中力の低下、脱毛、便秘、月経不順、筋力低下、不妊・不育症、などがみられやすくなります。甲状腺機能低下症の原因は数多くありますが、原因の大半を占める疾患が橋本病です。 特に女性に多く、女性に限ると成人の10人に1人が潜在的に橋本病に罹患しているという報告もあります。 橋本病は、自己免疫の異常によって引き起こされる病気で、1912年に日本の橋本策博士が初めて報告したことから、その名がついています。採血で特徴的な自己抗体(抗サイログロブリン抗体や抗TPO抗体)が陽性になることが多く、ほぼ採血のみで診断することが可能です。 遺伝的要因も大きいため、家族内に橋本病の方がいらっしゃると、発症率が高い傾向があります。一方で症状のあいまいさゆえに見過ごされやすく、実際には診断されていない橋本病の方がとても多いことも分かっています。 橋本病を含む甲状腺機能低下症は、正しく診断して治療することができれば、日常生活・妊娠・出産も問題なく可能な病気です。 気になる症状がある場合は、早めの受診・検査をお勧めします。

  • 甲状腺中毒症(特にバセドウ病)

    甲状腺ホルモンの作用が何らかの理由で過剰になってしまう病気が、甲状腺中毒症です。
    全身の代謝が亢進することで、つかれやすい、体重減少、イライラしやすくなる、不眠、集中力低下、動悸、下痢、手の震え、筋力低下、眼球突出、月経不順、などが起こりえます。甲状腺中毒症の原因の多くはバセドウ病です。

    バセドウ病も、自己免疫の異常によって引き起こされる病気です。
    採血で特徴的な自己抗体(TRAb, TSAb)が検出されることも多いですが、採血だけでは診断に至らないケースもあり、必要に応じて超音波検査などを併用することもあります。

    治療法としては、一般的に内服薬(抗甲状腺薬)が選択されることが多いですが、内服薬による治療が副作用などで難しい人ではアイソトープ治療という特殊な治療を必要とすることもあります(その場合には対応可能な医療機関をご紹介致します)。当院では甲状腺ホルモンの即日検査・当日結果説明により、最適な治療方針を患者さんの状態やご希望に応じてタイムリーにご提案いたします。
  • 甲状腺腫瘍

    鏡でふと首元を見たとき、「なんとなく腫れている」「しこりのようなものがある」。
    あるいは健康診断や人間ドックで頸部の腫れを指摘された。

    それは甲状腺の腫瘍かもしれません。甲状腺の腫瘍は、ゆっくり進行する良性のものが多い一方で、まれにがんが隠れていることもあります。
    だからこそ、早めの検査で正確に状態を把握することが大切です。

    当院では、甲状腺エコー(超音波)検査を実施可能です。痛みのない検査で、腫瘍の有無・大きさ・形・内部構造を評価することが可能です。
    気になったら、まずはご相談ください。

  • 甲状腺ホルモンと妊娠

    妊娠や出産には、ホルモンバランスが大きく関わっています。中でも甲状腺ホルモンは、胎児の発育や妊娠の維持にとって非常に重要な役割を担っており、妊娠前・妊娠中ともに適正な甲状腺機能を維持することが母体と胎児の健康にとって大事です。
    甲状腺疾患は比較的若い女性に多い病気であり、また甲状腺ホルモンの不足や過剰は不妊症や不育症の原因ともなるため、特に以下のような方は、妊娠前に甲状腺の検査(採血)を受けることをおすすめしています。
    • 過去に一度でも甲状腺の病気を指摘されたことがある方
    • 親族に甲状腺の病気の人がいらっしゃる方
    • 月経不順や不妊でお悩みの方
    • 流産や早産の既往がある方
    • 自己免疫疾患(例:1型糖尿病や膠原病)をお持ちの方

    甲状腺の状態は採血で簡単に調べることができ、必要であれば内服薬での治療も可能です。妊娠前にしっかりチェックしておくことで、安心して妊娠・出産に臨むことができます。ご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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診療のご案内

当院では、糖尿病や生活習慣病、甲状腺疾患をはじめ、日々のお困りごとに丁寧に寄り添いながら診療を行ってまいります。 地域のみなさまに信頼いただけるクリニックを目指し、スタッフ一同、真心を込めて努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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